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士業の平均年収(弁護士・司法書士・行政書士・税理士・社会保険労務士・FP)
日刊SPAというウェブサイトで士業の厳しい実態として特集記事が書かれています。
そこでは今では弁護士ですら依頼を求めて町から町へ、渡り歩く状態だとか書かれています。
しかし、この記事を読む限りでは、かなり極端な例が読み物として面白くなるように書かれているのではないのかなという印象を受けました。
わたしが今まで社会保険労務士として活動していく中でさまざまな士業の方とともにお仕事をさせてもらったり交流していますが、そこまでひどくないのが現状だと思います。
独立開業してよかったとの思いは“社会保険労務士で独立開業してよかったなと思う5つの理由”で書きました。
でも、実際のところ他士業はどうなの?
社会保険労務士を目指すより他の仕事を目指したほうがいいのかな?なんて疑問にお持ちの方もみえるかもしれません。
ですから今回は、わたしが活動していく中で経験したが他士業などのイメージや資格について日刊SPAさんの記事を参考にしてちょっと赤裸々に語ってみたいと思います。
引用元は日刊SPA
弁護士の平均年収600万~700万
“弁護士になって3~5年の頃はまだ自分の力では稼げない。近年の増員により、ちょうどこの年代層が厚くなっている日刊SPA”
以前にも書きましたが会社員をしていると弁護士さんとお話する機会というのはほとんどありません。
実際にお会いすることも珍しいのではと思います。しかし、社会保険労務士で開業すると世の中にはこんなに弁護士さんっているんだなってくらい多くの弁護士さんと出会います。
実際に弁護士さんは、はっきり言いますと、他士業の人よりも群を抜いて優秀なのがわかります。
特に若手の弁護士さんは頭の回転が速いことが伝わってきます。
たとえ営業が苦手であったとしても高いプライドと負けず嫌いな精神から違う面で克服しているという印象を受けます。
若手の人が食べていくだけの稼ぎが厳しい現状はあるのかもしれません。
しかし、それも一時的な苦労でおそらく克服していくものだという印象があります。
司法書士の平均年収700万
“不動産登記、商業登記は我々の独壇場です。ほかの士業にはわからない判例をずっと積み上げてきている自負があります”
知り合いの司法書士さんとお話すると必ず経営は厳しいと苦笑いをされます。
しかしそういう司法書士さんも街の中央に立派な事務所を構えて従業員を雇っていますから、厳しいと言っても謙遜でしょ?と言った印象です。
司法書士さんは弁護士さんと同じく自宅開業が社労士よりも許されない雰囲気(あくまでも雰囲気)があります。
その辺で開業当初は苦労されている人が多くいるみたいです。
行政書士の平均年収500万~600万
“1億稼ぐ人もいれば、500万円未満の人もいる。行政書士の業務は1万種類以上あるので、努力と工夫の余地が大きい”
行政書士さんははっきり言って食える資格ではないでしょうか。
営業に自信があるけどさすがに弁護士資格は取得が無理と考えている方がいるのなら、行政書士はオススメだと思います。
実際に資格取得のための試験は社労士よりも簡単とも言われています。
しかし、ビジネスとして食べていくことを考えると行政書士さんのほうが仕事が多くさまざまな分野で活躍されている印象があります。
もしこの中で社会保険労務士か行政書士をどちらを目指そうかと考えている方がいましたら行政書士も間違った選択ではないと思います。
ただし以前にも書きましたがダブルライセンスについては“ダブルライセンスは必要ない3つの理由”こちらを参考にしてください。
税理士の平均年収700万前後
税理士さんに関しては以前にも書きました、“開業登録する社労士の会員数と税理士との関係”
こちらでも書いたとおり、今から税理士を目指すか社労士を目指すかと考えるのなら、社労士の方が良いのではないのかなと思います。
税理士資格の難しさに比べて開業後の競争の激しさから考えるとどうなのでしょうあくまでも個人的意見ですが、わたしは社会保険労務士をススメます。
ただし、「だから社会保険労務士のほうが上!」などという順位付けをしたいわけではないことをご理解ください。
ファイナンシャル・プランニング技能士の平均年収500万~600万
ファイナンシャルプランナーの方は日刊SPAの調べでは社会保険労務士よりも稼いでいる事になるのですね。
ファイナンシャルプランナーと社会保険労務士のダブルライセンスで活躍されている方は実際に多くいます。
労災保険とのからみやライフプランニングと称して年金問題や退職金に関して社会保険労務士と相性が良い資格と言えます。
ただ、まったくの未経験の方がファイナンシャルプランナーの資格だけで独立開業をするのは難しいのではないのかなと思います。
同じ未経験で独立を考えるのなら社会保険労務士のほうがより簡単に軌道に乗るのではと思います。
社会保険労務士の平均年収400万~500万
そして最後にわれらが社会保険労務士です。日刊SPAさんの調べでは平均年収は数ある士業の中で最下位となっています。
どうですか?がっかりしました?
いや、自分でも驚きました、まさか平均年収が最下位として書かれているとは思いませんでした。
ただ、平均年収はあくまでも平均年収です。
社会保険労務士の場合、勤務登録やその他登録をされている方も含まれているのかもしれませんし、開業と言っても裾野は広いです。
あくまでも個人が目指す年収とは別問題です。
そしていつも言うことですが、本人のやる気次第でいくらでもなるのがこの資格だと思っています。
資格取得を目指す皆様の参考になればと思います。
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