これをやっていたら廃業近い?新人開業社労士が失敗する3つの症例

社会保険労務士事務所などで勤めていて、満を持して独立開業をした人でしたら最初から社会保険労務士としての営業方法は知っています。何をやってどう営業するのかまで、運が良ければ以前勤めていた事務所での顧問先を数件いただいて開業することも可能です。

そういう人たちはまわりが心配すること無く順調に軌道に乗ってそつ無く社労士業務をこなしていきます。

しかし、社会保険労務士で開業登録する人の中には実務経験もないまま事務指定講習を受けて独立開業する人も多くいます。かく言うわたしもそうで、そういう人の励みになるように日夜営業努力とブログを作成して精を出しているのですが。

社会保険労務士開業するなら実務経験がない方がぜったい面白い理由”(参考に)

今回は実務経験無く右も左もわからず開業した新人社会保険労務士が陥りがちな失敗について紹介してみたいと思います。

失敗その1:値引き競争・安さ競争をしてしまう

以前このブログでも【社労士営業】焦っていませんかあなたの営業、業務価値について考えてみる。でも書いたことですが、新人社労士がお客さんをとるために焦って格安の料金設定をしているということを紹介しました。

この安さ競争は最近でも多く見られています。実はベテラン社労士でもこの「安値世界一への挑戦」にハマっている方を見かけます。

ベテラン社労士の先輩方の場合は、事務職員を雇用しているため業務が増えてもそれなりにバッファがあり問題ないのだと思われますが、新人社労士の場合その業務はすべて自分がやることになります。そのため安く請けると必ずあとで問題になることを注意してください。

社労士開業間もない頃に生活費を賄うためにアルバイトをした、アルバイトは時給1000円だから同じように社労士業務も考えたら書類一枚作成するのに1万円でも多いくらいかななんて考えてしまうのが失敗の始まりです。

単発の仕事でしたらそれほど問題ないかもしれませんが、顧問契約などでしたらあとあと面倒になることもあるということを注意ください。

失敗その2:行政協力に入れ込んでしまう

「行政協力」この甘い楽園への誘惑を断りきれずに帰ってこれなくなっている新人社会保険労務士はなんと多いことでしょう。

別に行政協力が行けないことだと言っているのではありません。ただ、もしやるとしたら計画的に目的をもってやったほうがいいと思います。

ときどき、社会保険労務士の集まりなどで名刺交換させていただく時に、「わたしは○○(行政協力)で勤めて何年になります。」などとドヤ顔で自己紹介されている方をみかけます。

そういう人たちと話していて共通する特徴というのがあります。それは社会保険労務士をビジネスとして考えていないということです。もうどこかの顧問先から手続業務を依頼されて受託するなどということは頭のスミにもないのではないのかというくらい、行政協力の世界にどっぷりと入ってしまっています。

そういう人たちと話をしていても面白くありませんし、おそらくそのような人に有益な情報は回ってこないのではないのではないかなと思います。

行政協力は大切な仕事だと思います。しかし、独立開業して目指すものがあるのなら、そこで時間をとられすぎないようにした方がいいと思います。

失敗その3:プロ意識がない人

恥をしのんで告白すればわたしは開業当初何か行動するたびに「自分にはプロ意識が欠けている」と何度も反省したものでした。

ただプロ意識が欠けているのはプロ意識があるから欠如を意識できるわけで、常に一流になるための向上心とプロ意識は忘れません。

ときどきお会いする社会保険労務士の中で驚くことに「嫌儲」のの方と出会うことがあります。こういう人もプロ意識にかけているのではと思います。

いまある知識や情報をどうやって人の役に立ててお金に変えるかは大切なことです。それが初めから頭に無くてただ知識や情報だけを披露して喜んでる人がいます。

しかし、確かな報酬をもらってこそ本当のプロフェッショナルではないかなと思いますがいかがでしょう?

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