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新人社労士が勘違いしやすい社労士業務のことなど
開業を考えている有資格者の方、あるいは、試験合格後の営業を考えている受験生の皆さんは、ネットなどから社労士の新しイメージ像などをつかんで今後の自分の活躍方法をあれこれ考えていることでしょう。
でもここで一つ注意して欲しいのは、開業準備をしている人たちをセールスターゲットとする情報商材を売っている人たちです。
社労士の開業塾や開業予備校のようなものは必要ありません。それについては記事も書きましたので是非参考にしてください。
▶▶▶ヒヨコ食いに気をつけて社労士開業塾や開業予備校の評判や実態|社労士勉強応援ブログ
社労士になると必ず支部に入ります。支部に入って支部のお手伝いなどをしていたら親切な先輩社労士が新人社労士には仕事を教えてくれたりします。
ここでは、開業を考えている有資格者の人のためにだまされがちな3つの嘘について語ってみたいと思います。
1つ目の嘘・自己ブランディングが必要
ここでいうブランディングとは特化型スペシャリストとは違います。ブランディングはブランディングそのものに付加価値を与えているやり方です。この自己ブランディングを売り物としてやっていて、成功している社労士はあまり見ないですね。
時々新人社労士がネットを使ってブランディングをアピールしたりしているのを見かけますが、売れているようには見えません。
もちろんブランディングすべてが間違いというのではありません。
大御所の大先生が就業規則で有名とか、ブランディングが確立されている先生はいます。しかし、それはブランディングを最初から目指して行ったわけではないと思います。地道に自分の社労士業務を進めていく中で少しずつ確立していき、この路線を強調しようとブランディングしたのだと思います。
個性的な自己ブランディングは社労士で開業を考えている有資格者をターゲットとした売り物だと思ったほうがいいです。
2つ目の嘘・1号2号業務はもう終わり
これも、正直に言うと微妙です。社労士の独占業務である提出代行業務がこれからのグローバル化時代にいつまでも必要とされると思ってはいけないという意見はよく聞きます。
実際問題それは正しいでしょう。
手続き業務は時間が取られて手間が多いにもかかわらず、付加価値が低くて値引き競争にさらされている分野なので、できることなら付加価値の高い3号業務でコンサルティングをしたい気持ちもわかります。
しかし、まだこの分野が終わったというわけでは無いと思います。一番ニーズが高い分野はやはり社労士の独占業務である1号2号業務であるからです。
この社会保険労働保険の提出手続き関係についての質問は一番お客様からよく相談される分野です。お客様にはスパっと答えて信頼出来る社労士であることをアピールしたいものです。
開業をお考えの有資格者のみなさんも最初から3号業務を考えるのではなく1号2号業務の延長線上に3号業務があるのだと考えるほうがいいと思います。
3つ目の嘘・情報の仕入れにはお金をかけるのを惜しむな
これは一番注意して欲しいです。
というのも実はわたし自身が駆け出しの頃にこれをやってしまってたくさんのお金を無駄に失いました(笑)
社労士は開業のために在庫を管理するとか仕入れをするとかが無く自宅で気軽に開業できる。その分を情報を仕入れるためにお金を使え、というアドバイスを良く読みます。
しかし、はっきり言って開業間もない時にどの情報が自分にとって必要でありどの情報が必要でないのかそれすらもわからないと思います。
そういう人が開業塾や開業予備校のような無駄なものにお金を払ってしまったり、社労士特化型のコンサルティングに無駄なお金を払ってしまったりします。
全てが全てダメだと言っているのではありません。しかし、開業間もない時期に質の善し悪しを判断することができないと思います。
開業する時期というのは今まで働いていた会社を辞めてすぐの人が多いと思います。その時期はちょっとした退職金が入っていたり開業のためにしこたま貯め込んだお金があったりするものです。一番やる気のあるこの時期に惜しみなくお金を使ってスタートダッシュを図ろうと考えている人はたくさんいます。
しかし、そういう人を狙って開業塾や開業予備校のようなものがあるのです。無駄だと知らずにそういうババを掴まされてしまいます。みなさんは決して騙されることなくお金は大切に使ってください。
少しずつ仕事をして行ったら自分に足りないものに気づいてきます。その時に評判のいいセミナー等にお金を使うことが一番ムダのないお金の使い方だと思います。
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