社労士試験は今後難化する?民事訴訟法追加の問題

2014年以降の社労士試験今後の予測
2013年社会保険労務士試験合格率5.4%に見る試験難化の予想

社労士試験は今後、難しくなるって噂を聞いたのだけど本当なのかな?

実はこの噂,もう5,6年前から言われ続けていることなのです。

噂の段階にすぎませんが、受験生や社労士の間で話されていた今後の社労士試験の改革の予測は大きく分けると以下の2つになります。

  1. 社会保険労務士試験に民法と憲法と民事訴訟法が追加され難化する。
  2. 特定社労士試験に民事訴訟法が加わり社労士並の合格率(7%)になる。

この噂が本当だったら、受験生にとっては大問題ですよね。

わたしが受験生の時もそうでしたが、受験科目が増えて難化するから、早いうちに合格しないと大変なことになると言われ続けていました。

しかし、なんだかんだ言って受験科目が増えることもなく数年が経ち今年の社労士試験も例年と同じような形式で実施されることになります。

第8次社会保険労務士法改正の現況からの今後の予測

結局この噂は単なる噂であっていつまでも社会保険労務士の試験科目が追加されたり難化したりすることはないのでしょうか?

いやいや、残念ながら、どうも、今後動きがあるのじゃないのかなとわたしは予測しています。

なぜなら「月刊社労士」という社労士登録すると連合会から送られてくる雑誌があるのですが、その月刊社労士の4月号に第8次法改正について現況が書かれています。ちなみに「月刊社労士受験」じゃないですからね、「月刊社労士」です。

その現況について、連合会が日本弁護士連合会へ要請書を提出したところ口頭で回答があったとのことです。

そこでは

  1. 弁護士さんが過剰化していて社労士へ権限移譲する必要がないこと
  2. 特定社会保険労務士は民事訴訟法の研修を受けていないこと

などの理由で総論として認められないとなったそうです。

このような経緯を踏まえて第8次社労士法改正で実現を目指す事項は

  1. 民間ADRの60万円枠の撤廃
  2. 簡易裁判所における民事調停の代理ができること

等を目指すことになったそうです。

つまりですね、このことをわかりやすく一言で言いますと、

「第8次法改正は譲歩するけど、頑張るから今に見てろよ。」ってことです。連合会だって黙って引き下がらないでしょう、いつかはきっと社労士をもっと活躍できるようにしていくために努力していくと思います。

いや、われわれ社労士が努力して行かなければいけないことでもあるのですけどね。

特定社労士試験(紛争解決手続代理業務試験)か社労士試験のどちらが難化するか

そこで、今後、この展開を受けてどういう変化が予想されるかというと、特定社会保険労務士が司法の分野でも活躍したいと考えるのなら民事訴訟法の科目は必ず特定社労士資格取得に必須となるはずです。

この影響が社労士の本試験に行くのか紛争解決手続代理業務試験の改正に向かうのかはわかりませんが、おそらく近いうちに変わっていくのじゃないのかなと思います。

この科目が増えることは特定社労士受験でも社労士試験でもどちらにしても大きな改革となります。

そして、社会保険労務士の資格取得を目指す受験生にも大きな影響を及ぼします。ですので、受験生は早いうちに社会保険労務士の資格を取得してすぐに特定社会保険労務士の資格も早い段階でとることが良いと思われますよね。

8月に本試験を受験予定の受験生の皆さんはちょっとだけ背水の陣になった気持ちで必ず今年合格するぞという気持ちでがんばって下さい。

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