コンピテンシーの行動特性を使った社労士らしい試験の突破法を紹介

コンピテンシーとは

コンピテンシーという言葉をごぞんじでしょうか?労働の一般常識で勉強すると思いますが、今年の社労士試験で注目すべきキーワードというわけではありません。

ただ、社労士として開業すると一度は目にする言葉だと思います。一時期流行した成果主義賃金制度の導入などで話題になった言葉でもあります。

コンピテンシーとはハーバード大学の心理学者マクレランド教授が開発した能力評価です。あるグループの中で業績を上げる人の行動を観察して研究して能力を評価する方法のことです。

わかりやすくコンピテンシーをドラえもんで例えてみる。

ドラえもんを例にしてこのコンピテンシーを説明してみます。

のび太くんのクラスにはのび太くん、しずかちゃん、ジャイアン、スネオ、出来杉君とたくさんのお友達がいます。さまざまな個性を持っていて誰もが愛するキャラクターです。

このお友達は学校という、個性を尊重する場では一人ひとりのキャラクターはとても大切なものとなります。

しかし、会社という利益を追求する集団や効率性を重視する組織では、個性というのはそれほど重要ではありません。

会社が利益を追求しやすくするためにはより効率的な組織化が必要となります。そこでコンピテンシーが導入されます。

コンピテンシーは最も優秀な従業員の行動スタイルを分析して他の社員のモデルとするのです。

つまりここでは出来杉君が最も優秀な従業員としてスポットが当てられます。出来杉君の行動スタイルをジャイアンもスネオものび太くんにも当てはめます。そして、誰もが出来杉君になれるように組織をつくって行きます。これがコンピテンシーです。

社労士試験にもコンピテンシーを導入してみると

このコンピテンシーを社労士試験の突破のために導入を考えてみましょう。

何度もこのブログで言っているので読者のみなさんはご存知でしょうが、社労士試験で一番大切なのは本試験です。

この本試験は時間も問題の量もはじめから決められています。ですから、この試験を突破するためのスタイルというのは個性とか、自分流とかそのようなものが入り込む余地などほとんどありません。常に効率的で最短距離を一直線に駆け抜けることが大切となります。

では、 社労士試験の合格する人が試験時間中にやっていることとはどのようなことでしょうか?

簡単なことです。誰もが知ってる通り、1肢あたり30秒で問題を速読し間違い等を判断しスパスパと解答するという単純作業をしているのです。ただそれだけです。

社労士試験を目指している人ならこれだけのことなら誰だって知ってますよね。あまりに常識的で簡単すぎています。しかし、誰もが知っているのならなぜ不合格の人が出てくるのでしょう。

実は「1肢あたり30秒で問題を速読し間違い等を判断しスパスパと解答するという単純作業」これを知っているだけで、実際にはやれていないのだと思います。

実際にできていない人の問題点を考えると、以下のことが考えられます。

  1. 問題を正確に読むことができていない。
  2. どこが論点か瞬時に把握できていない。
  3. 試験の途中で集中力が切れている。
  4. わかる問題と分からない問題の判断ができていない。

その他自分の勉強の進捗に合わせ足りないものがいくつかあげられると思います。

社労士試験に合格する人の試験での合格スタイルというのは特殊なものではなくて、誰もが同じように「1肢あたり30秒で問題を速読し間違い等を判断しスパスパと解答するという単純作業」といった単純なものです。

ぜひ今の自分がこの状態にないというのなら試験日までにこの状態になるにはどうしたらいいのか?を考えながら勉強に取り入れていってください。

まとめとして

以前のエントリー

独学で社労士試験に合格すると決意した人のための3つのアドバイス|社労士勉強応援ブログ

でも取り上げたように試験のスケジュールは試験日から逆算して計画を立てるとアドバイスしました。しかし、今回は試験のスケジュールだけではなくて、試験の受験スタイルも合格するモデルから逆算して取り入れることが大切だということを説明しました。

合格する人をコンピテンシーのモデルとしてぜひここのブログを読んでいるあなたには合格を勝ち取ってもらいたいと思います。

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