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行政書士と社労士のどちらを受験したほうが良いか
行政書士と社会保険労務士は国家資格の中でも比較的共通する部分が多く受験を考えている人の中ではどちらを選ぶべきか悩んでいる人もいると思います。
そこで今回は行政書士と社会保険労務士の資格取得から業務に関することまで比較して説明したいと思います。
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試験の特徴や難しさなどを比較
社会保険労務士 | 行政書士 | |
試験日 | 毎年8月下旬 | 毎年11月初旬 |
受験料 | 9000円 | 7000円 |
申込期間 | 4月中旬から5月末 | 8月から9月初旬 |
勉強期間 | 6ヶ月から1年 | 6ヶ月から10ヶ月 |
勉強時間 | 600から1000時間 | 400から700時間 |
難易度 | 難 | やや難 |
試験時間 | 選択:9:30~13:00 択一:14:30~15:50 |
午後1時~午後4時 |
業務範囲 | 社会保険労働保険 | 許認可申請書作成 |
※勉強期間や勉強時間、難易度に関しては一般的に言われていることを総合的に判断して作成しましたので個人差があります。
社会保険労務士と行政書士の試験の特徴
社会保険労務士と行政書士の試験の共通する特徴としていくつかあげるとするならば、どちらも試験の難易度は同じレベルで、どちらも国家資格として独占業務があるため独立開業が可能ということです。
学生時代などを通して法律に少しでも触れたことがある人で資格試験の勉強に慣れている人なら、比較的容易に取れる資格ともいえると思います。
ただし、昨今の資格取得ブームにより受験者数も増えておりどちらの資格も難化傾向にあると言われています。
試験科目は行政書士試験は憲法、民法、商法、基礎法学、行政法関連と社労士試験と比較して科目数が少ないぶん容易という見方もできます。
しかし、行政書士試験には記述式問題があり、問題傾向の向き不向きによっては個人差があると思われます。
社会保険労務士の科目は社会保険(国民年金、厚生年金、健康保険)と労働保険(労働基準法、安衛法、労災保険法、雇用保険法等)と科目数も多く、午前の試験と午後の試験にわかれ試験時間も行政書士試験に比べ長時間となります。
[alert-note] 社労士試験情報に関する記事社会保険労務士試験(難易度、勉強時間、試験申し込み受付期間)などの情報[/alert-note]
しかし、全てマークシートに記入式であるため記述が苦手に人には向いています。
ダブル受験はダブル合格は可能か?
社会保険労務士試験が8月にあり行政書士試験が11月にあることからその約3ヶ月のスパンを利用して両方の試験を受験できないかと考える方もみえると思います。
しかし、これは数年前までは可能だったと思いますが、最近の両試験の難化傾向を踏まえるとおそらくダブル受験はリスクが高く避けたほうが良いと思われます。
業務内容と活躍するフィールド
行政書士の業務内容は主に建設業の許可等の許認可、入国管理のビザ申請や会社の設立など多岐にわたっています。社会保険労務士と比較すると単発的仕事が多く会社との顧問契約により継続して得る収入は少ないと言われています。
ただし、ダブルライセンスを所有している人の意見では行政書士のほうが単発である分だけ仕事が依頼されやすく、ほぼすべての業務の書類作成ができるために行政書士の仕事のほうが面白いという意見を聞きます。
社会保険労務士も業務範囲は多岐に分かれていますが主な業務として会社との顧問契約による労働保険関連の書類作成と提出代行です。
また、最近では増える労働トラブルに対しての紛争解決のための手続き業務ができる特定社会保険労務士が設けられ労働紛争の分野でも活躍する社会保険労務士が増えてきています。
行政書士と社労士の年収に関しては以前の記事を参考にしてください。
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社労士受験仲間を作りたい。紹介してください。
コメントありがとうございます。
受験仲間の紹介に関しては紹介される人の都合もあるので難しいですが、このブログでも受験生同士がコミュニケーションが取れるようになんか考えていけたらいいなと考えています。