社労士独立開業して目指す3つのコンサルタント類型

独立開業を考えている有資格者にこれからの具体案

社会保険労務士は独立開業して食っていけるかどうか開業する前は、踏ん切りが付かない人も多く見えると思います。

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ネットでの検索などで社労士だと年収いくらくらい設けることができるのか、経験がない人は仕事をもらえるのかと何かと不安材料がたくさんあります。

わたし自身も実は経験なしからの開業でしたので、同じようにどれくらい稼げるのかどういうキャリアを積んだ人たちが実際に実務をこなしているのかなど調べました。

今回はそのような人たちに、わたしが実際に出会った経験もなくいきなり開業という状況から、社労士で食べて行けている人たちの類型を示したいと思います。

1.特化型スペシャリストタイプ

こちらは自分の得意分野を使って苦手分野はさっさと切り捨てるタイプです。

最近特に多いのが障害年金に特化したスペシャリストですね。

[alert-note]過去記事:
障害年金専門社会保険労務士とは?おすすめの書籍など[/alert-note]

最近障害年金特化型の社労士は増えてきているので、ここをご覧のみなさんも、一度は耳にしたことがあるかもしれません。

障害年金は複雑な制度であるためにベテラン社労士さんも細かい実務的情報などは詳しく知らなかったりするものです。

そこを新しく開業した新人社労士たちがマーケットを切り開いています。ベテラン社労士さんがあまり参入していないために新人社労士さんがネットなどを使ってたくさん活躍している分野です。

他にも労働トラブル特化型の社会保険労務士も見えます。

今までのように労務管理の書類作成と提出代行だけに力を入れるのではなく、新しく自分が得意とする分野だけを開拓していく社労士はそれなりに稼いでいるという話をよく聞きます。

みなさんも開業される前に自分がどの分野に興味が有るのか、どの分野なら得意分野とできるのか、自分のキャリアと照らし合わせながら開業前から考えておくのもいいと思います。

3.セミナー講師型社労士

こちらは昔からある分野であると思います、先輩ベテラン社労士の先生方にお話をお聞きしても、多くの方がまず最初はセミナー講師をして集客を図っているようです。

セミナー講師型社労士で一番多いのは助成金ではないでしょうか。

助成金に関しては企業の経営者の皆様もあまり良く知らないなかで少しの改善と努力で職場環境が改善出来るだけでなく、助成金までいただけるということで、とても好評です。

その他にもセミナー講師としては最近ではメンタルヘルス分野で企業の労務管理に助言指導をしている社労士酸も多くみえます。

ただ、セミナー講師というだけあって、今まで受験生であった方などは、講義を受ける身であったのが反転して自分が講師になる立場に立つことになります。

ですので、人前で話をするなどの得意な方でないと最初は戸惑うかもしれません。

3.グループ戦略型

グループ戦略型というのは同じ方向性のある他士業の方とグループで営業するタイプです。

基本的に社会保険労務士の営業は在庫を抱えたりすることないので、開業資金はそれほど必要ではありません。しかし営業に関してはダイレクトメールを作成したり、飛び込み訪問するにも交通費がかかったりと儲けを得るまでは自腹になります。

そこで、このグループ戦略型で仲のいい他士業の同じスタンスの仲間を作れば、営業にかかる経費が半分とか3分の1とかであるにもかかわらず、マーケティング効果は2倍3倍となりとても助かります。

開業を考えている人は開業前から司法書士やファイナンシャルプランナー、税理士にお友達がいないかなど探してみるのもいいかもしれません。

 最後に

いかがでしょう、独立開業をお考えのみなさんも自分が得意とする分野を営業に取り入れるのもいいし、スキルを発揮するのもいいですが、早い段階で具体的なイメージは掴んでおいたほうがいいかもしれません。

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